このようなお悩みにお答えします。
この記事でわかること
- お得な海外送金サービスWiseとは
- Wiseのメリット・デメリット
- Wiseユーザーの評判
皆さんワーホリ準備はうまくいってますか?
今回はお得に海外送金ができるサービス「Wise」についてお話したいと思います。
広告などで見かけたことがある人もいるかもしれませんが、「世界中どこでも使えるお金を」というキャッチコピーの通り、ワーホリでどこの国を選ぼうとも利用できてしまうのがこの「Wise」です。
ワーホリを控えている皆さん、ワーホリを検討している皆さん、Wiseの口座開設がまだの場合は、この機会にWiseの口座開設をしておきましょう。
ワーホリ中に必ず役立つ時が出てきます。
おすすめ度 | |
サービス名 | Wise |
海外送金手数料 | 0.33%〜(送金額に割合比例) |
送金時レート | 実際のレートをそのまま反映 |
カード | デビットカード(デジタル/フィジカル) |
手続き | オンラインのみ(フィジカルカードは郵送) |
それでは「お得に海外送金!Wiseの口座開設方法」いってみましょう!
Wiseとは
海外で借りるお部屋の家賃の支払いは、現金での支払いや銀行振り込みというのも少なくありません。
ワーホリ渡航時には、現地の銀行口座はもちろん手持ちの現地通貨も必要最低限しかないでしょう。
仕事を見つけて生活が安定するまでの間は、日本の口座にある貯金を海外に送金して利用する必要が多々出てきます。
ワーホリ中に海外で現金が必要になった際には、日本の口座から海外口座へお金を送金しなければなりません。
その海外送金をお得に行ってくれるのが、この「Wise」というサービスなんですね。
他の銀行さんと比較しても、最終的に海外送金がとてもお得になります。
Wiseは、2021年にはロンドン証券取引所にも上場している、立派な大手企業さんです。
現在は海外送金のみならず、複数通貨口座やWiseデビットカードなどのサービスも提供しています。
また、世界中ほとんどの通貨に対応しているので、一度作っておけば色々な国を訪れたとしても渡航先によっていちいち対応しているか確認・心配する必要がなくなりますね!
Wiseのメリット
では、一度Wiseのメリットを紹介しておきます。
海外送金手数料がめっちゃ安い
海外送金をするときは、いわゆる「海外送金手数料」というものが発生します。
この手数料は銀行ごとに異なっているので、自分が利用する銀行次第ではものすごく高くついてしまうことも。
手数料は「0.33%〜」となっていて、送金額に比例してその割合が増えていく方式になります。
下記がWiseと他の銀行との海外送金時の手数料・受取額の比較です。
e.g.) 送金額:30,000円
銀行 | 独自レート(=1ユーロ) | 送金手数料 | 受取額(=30,000円送金時) |
Wise | 161.650円 | 353円 | 183.40€ |
Instarem. | 161.216円 | 600円 | 182.36€ |
PayPal | 168.387円 | 499円 | 175.20€ |
楽天銀行 | 163.098円 | 1,750円 | 173.21€ |
三菱UFJ銀行 | 163.037円 | 6,000円 | 147.21€ |
(2024年8月27日のレート)
手数料は主に2種類あり、「純粋な送金手数料」と「独自レートに隠された手数料(外国為替手数料)」に分けられます。
海外送金時の一般的な手数料
- 送金手数料
振込の際にかかる手数料です。その金額は、各銀行が独自に設定しています。
国内での振込手数料に比べ、海外送金の手数料は高額に設定されています。
- 外国為替手数料
一般的な海外送金では、日本円を米国ドルなどの外貨に両替してから送金します。
海外送金の際の両替レートには、銀行が独自に定めるTTSレート(銀行が顧客に対して外貨を売る時のレート)が適用されます。TTSレートには、一般的に1ドルにつき1円程度の為替手数料が含まれています。
- リフティングチャージ
リフティングチャージは、同じ通貨同士のまま送金する際に発生する手数料です。外国の通貨に両替しないので外国為替手数料がかかりません。
- コルレスチャージ
海外送金では、送金元と送金先の間に中継を行う銀行(コルレス銀行)が入る場合があります。この中継をする銀行に支払う手数料をコルレスチャージと呼びます。
「純粋な送金手数料」は、しっかり「手数料:〇〇円」と明記されたものでわかりやすいです。
しかし、「独自レートに隠された手数料(外国為替手数料)」は見抜くのが難しいかもしれません。
海外送金時に実際のレートとは異なる銀行独自のレートが適用されます。
その「独自レート」というものに手数料が含まれているので、「独自レート」は実際のレートより手数料分だけ分の悪いレートになっています。
そのため、どのサービスで送金をするかは最終的に受け取れる金額で比較するのがいいでしょう。
Wiseは、国ごとでお金の流れを完結させているので実際にお金が海を渡っているわけではありません。
例えば、日本で入金してドイツで出金する場合。
日本のWiseで入金したお金は、データだけWise上に残り日本Wiseがお金を保持し、そのお金は他のユーザーが出金する際に使われたりします。
そして、先ほどの入金データを元にドイツのWiseはあなたにお金を提供します。
上記のシステムのため、Wise内で余計な外貨両替手数料を抑えることができているんですね。
ここで一つ注意点です。
Wiseは手数料が従量課金になっているので、金額によっては他のサービスがWiseよりもお得な場合もあります(後述)。
毎月3万円分未満であればATMキャッシングが無料
1アカウントあたり毎月2回、合計3万円まで無料で現金を引き出せます。
引き出しが3回を超える場合は出金ごとに70円が発生し、出金額が3万円を超えた場合は出金額の1.75%の手数料が発生します。
下記は三井住友カードの海外キャッシングの条件です。
カード名 | 三井住友カード |
利用可能枠 | 5万円~50万円の範囲内 |
利率(実質年率) | 18.0% |
ATM手数料 | 1万円以下…110円(含む消費税等) 1万円超…220円(含む消費税等) |
返済方法 | 元利一括返済 |
返済期間・回数 | 19日~56日(ただし暦による)・1回 |
遅延損害金 | /年20.0% |
通常のクレジットカードやデビッドカードでは海外キャッシングにATM手数料が発生するので、少しでも節約をしたいならぜひWiseのデビットカードを活用しましょう。
また、キャッシングはあくまでも"借金"なので通常金利が発生します。
その点、Wiseのデビッドカードは先にWiseの口座に入金したお金を引き出す形になるので、発生するとしてもATM手数料のみで済みますね。
海外送金が早い
公式でも明言していますが、多くの取引は20秒以内に完了しているとのこと。
多くの送金は、20秒以内に完了し、即時に送金されることもあります。
現在、Wiseの45%の海外送金は即時に完了しています。Wiseでは全ての送金を即時に行うことを目指しています。送金計算ツールで送金にかかるスピードを確認してみてください。
-Wise
送金の速さもWiseの強みの一つなので、急ぎの送金でも安心できますね。
ぼくが実際にドイツの口座へ送金した際も1分以内に送金できました。
160カ国以上、40以上の通貨で両替・送金利用が可能
Wiseは、全世界160カ国以上、40以上の通貨で両替と送金の利用が可能です。
各国ドル、英ポンド、ユーロをはじめ、北欧諸国、アジア諸国、東欧、中東、アフリカ各国も対応しています。
Wiseに登録さえしておけば、どの国へ行くにもお金の準備で困ることは少なくなりますね。
ウェブだけで手続きが完結
Wiseは、全ての手続きをウェブだけで完結できるので、わざわざどこかへ出向く必要がありません。
口座開設から両替、海外送金まで全てウェブで行えます。
希望する場合は、デビッドカードも発行可能で、デジタルカードを選択すれば物理的なカードの受け渡しもありません。
Wiseのデメリット
続いては、Wiseのデメリットを見ていきます。
海外送金手数料が最安値でない場合がある
デメリットというか注意点のようなものですが、送金する金額によっては他のサービスの方が手数料が安い場合があります。
例えば、「100,000円をEUユーロに送金する場合」は、「0.5€ほど」ですが、わずかに他のサービスの方が安くなる場合があります。
Wiseは手数料が従量課金制になっているので、気になるようであれば送金前に一度他社と比較してみるのもいいかもしれません。
これくらいの差であれば個人的にはあまり気にするところではないです。
それよりも「30,000円まで海外キャッシング手数料なし」や「日本語対応」、「送金の速さ」の点を評価します。
デビッドカードの発行料がかかる
Wiseで発行できるデビッドカードには2種類あり、「デジタルカード」と「フィジカルカード(実際のカード)」の2通りになります。
上記のうち、「フィジカルカード」を発行する際に発行料:1,200円が発生します。
「フィジカルカード」は、海外ATMでキャッシングをするときに使用するので必要な方も多いはず。
「デジタルカード」は、iPhoneのWalletに追加も可能なので普段の決済利用のみであればデジタルでも十分です。
Wiseのデビッドカードに関しては別の記事にまとめたのでぜひチェックしてみてください。
【準備中】
Wiseの評判
実際にWiseを利用している人たちの感想を見てみましょう。
年に一回くらいWise(旧TransferWise)を使うことがあるけど、使うたびに送金完了までの時間が短くなっててビビる
— noah (@noahvanpelt) August 26, 2024
海外からの送金を普通の銀行で受け取ろうとすると、なんだかんだで手数料を持っていかれてしまうので、wiseで受け取れないか悩んでいる。
— shinnkun (@shinnkun) August 25, 2024
海外での支払いにとても便利なWise(ワイズ)。日本の銀行から入金して、世界中の通貨での支払いに対応。
・クレジットカードに比べると為替レートが抜群に良い
・デビットカードなので、万一のスキミングなどの被害が限定的
・両替した通貨を現地ATMで引き出せる
・他ユーザーへの送金も低コストで対応 pic.twitter.com/lNkfwjscd7— 横浜ショーン (@YokohamaSean) August 25, 2024
音楽講座の講師への海外送金に、Wiseを使っているのだけど、めちゃくちゃレスポンスが早い!
指定口座にお金を振り込んで1、2分で、アプリに相手方に送金完了のメッセージ着。操作のわかりやすさ、スピード感、とても大切。
— Taichi Suzuki | Coach (@szkbone) August 23, 2024
主に「手数料の安さ」と「送金から着金までの速さ」において評価がありますね!
上記はWiseも強みとしてアピールしていたポイントなのでココは自信があるようです。
お得に海外送金!Wiseのメリット・デメリットや評判まとめ
いかがでしたでしょうか。
一度おさらいしてみましょう。
おすすめ度 | |
サービス名 | Wise |
海外送金手数料 | 0.33%〜(送金額に割合比例) |
送金時レート | 実際のレートをそのまま反映 |
カード | デビットカード(デジタル/フィジカル) |
手続き | オンラインのみ(フィジカルカードは郵送) |
他の海外送金サービスもざっとみましたが、海外送金をするならWiseが現状最もおすすめできます。
ワーホリを考えている場合は、ワーホリ前に口座開設・カード受け取りまで済ませておきましょうね!
それぢわ_(:3 」∠)_