このような質問にお答えします。
海外では有名だけど日本ではあまり知られていないアーティストや、ぼく自身が発掘してきたマイナーだけどおすすめなアーティストなどを紹介する「BoK Music Times」です。
紹介する楽曲はSpotifyで公開しているBASE of KACEの公開プレイリストから聴くことができます。
ドイツ帰りで音楽漬けのぼくが厳選したプレイリスト(随時更新)になってるので、気に入ったらフォローしてみてください!
今回は、「エモいglitch popの新星」、アメリカのシンガー/ソングライター/プロデューサーの「brakence(ブレイケンス)」とおすすめ楽曲をご紹介します。
それでは「ジャンルは「glitch pop」の新星!brakenceのおすすめ曲5選」いってみましょう!
「brakence」はどんな人?
アーティスト名/本名 | brakence / Randall "Randy" Findell |
生年月日 | 2001/12/17 |
出身 | US |
職業 | Singer/Rapper/Songwriter/Producer |
ジャンル | pop / glich pop / hyperpop / emo rap / electronic |
SNS | X:@brakence Instagram:@brakence YouTube:brakence |
brakenceの経歴
「brakence(読み方はブレイケンス)」こと「Randall Findell」は、2001年12月17日に生まれオハイオ州のコロンバスで育ちました。
家庭は、思うがままにやりたいことをやらせてくれるようなコロンバス郊外の中流階級でした。
幼少期の頃から合唱団に所属し、合唱団を続けるかたわらジャズピアノのレッスンを受け音楽理論を学んでいるうちに、その音楽的な才能を開花させました。
なんと、『I Ain't Worried』や『Counting Stars』で有名な「怪獣8号」の楽曲も担当している「One Republic」に憧れて、8歳の頃からピアノで曲を書いていたとか。
12,13歳からは「GarageBand」で本格的に手を出し始めます。
中学に上がると、「ディスカバリー・デー」と称して、友人宅の地下スタジオへこもりレコーディング等の制作活動を始めました。
その頃、彼はインターネットにのめり込んでおり、2010年代のSkrillexやKnife Partyのような典型的なダブステップに夢中になっていたようです。
「deepfake」と言う楽曲では、ダブステップで使われるベース音が多用されています。
brakenceの由来として、本人は次のように語っています。
For some reason, I was obsessed with brackets.
Brackets?
Like, the text. For some reason I called it "Bracket Music." And then I was like, that's stupid! Then I called it brakence, because the word bracket is in there or something? I don't know.
「brackets」は、文章で使われる「カッコ」と言う意味でなぜかハマっていたようです笑
最初は「Bracket Music」として活動していたようですが、あるときバカバカしく感じたようで、それからは「brakence」と改めるようになりました。
なぜ”brakence”としたのかについては、言葉がなんとなくbracketsに通ずるものがあったからだとか。
ちなみに、brakenceの読み方は「ブレイケンス」となります。
brakenceは、2016年からSoundCloudに作品をアップロードし始め、同年12月にEP『FifthEnigma』を同サイトでリリースしました。
2018年には、ローファイなヒップホップビートとエモスタイルのヴォーカルを取り入れたEP『Hypnagogia』をリリース。
2019年、EP『Bhavana』をリリース。
その後、2019年にオハイオ州立大学を中退し、このことは2020年のシングル『dropout』のタイトルにもなっています。
『dropout』では、ぼくのお気に入りアーティストの1人「blackbear」とコラボを果たしました。
「blackbear」についても、下記で紹介しているのでチェックしてみてください。
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2020年、ブレイク作と言われるデビュー・アルバム『Punk2』をリリースし、コロンビア・レコードと契約。
2022年12月、コロンビア・レコードとソニー・ミュージックのもと、2ndアルバム『Hypochondriac』をリリース。
brakenceの音楽ジャンル
彼の音楽のジャンルは、「hyperpop」と呼ばれることがあります。
brakenceはインタビューで、あくまでも popというジャンルの枠の中で挑戦をしていると語っており、そのため自身のジャンルが「hyperpop」と呼ばれることに対してはあまり抵抗はないようです。
hyperpopとは
「hyperpop」は、「8ビット系のシンセ音(ゲームのピコピコ音みたいなやつ)」や「オートチューン(機械声みたいなやつ)」を多用したジャンルです。
雰囲気は可愛い、爽やかなものが多く聴きやすいです。
チップチューン×オートチューンラップのような感じがスタンダードな印象です。
彼の楽曲は、ポップの枠組みの中で色々とギミックを施して実験を楽しみながら楽曲を作っている印象を受けます。
1曲の中でテンポが変わって行ったり(『caffeine』、『venus fly trap』)、元々別だった2曲を繋げてみたり(『rosier/punk2』)。
サウンドの特徴としては、全体的にギターサウンドとグリッチサウンド(一種のノイズ音)がよく使われているイメージです!
そのため、ジャンルとしては彼も自称している「glitch pop」が妥当なのかと思われます。
いずれにせよ、音楽で楽しんでいるのが伝わって、聴いているこちらも製作シーンを想像すると楽しくなります!
歌詞としては、「エモい失恋系」も多めですが、実体験に基づいて自身の葛藤を振り返る楽曲もたくさんあります。
また、自分が抱えている精神面、健康面の不安などについても題材にしていることが多いですね。
残念ながら、今のところは来日の予定はないようです。
brakenceのおすすめ曲5選
そんなbrakenceのおすすめ楽曲をご紹介します。
①:5g
メンタルがやられていた自分を振り返って書かれた楽曲。
I'm gettin' this tightness in my chest that make me grind my teeth
So I'ma just take another edible and go 5g
病んでいる時はSNSやドラッグなどに逃げていて、それを暗喩する言葉として新しいインターネット高速回線規格「5g」がタイトルに使われています。
ちなみに、「edible」はマリファナの隠語です。
詳しくはこちらをチェックしてみてください。
【準備中】
②:fwb
「situationship」に振り回された経験を歌った楽曲。
「situationship」とは、かんたんに言うと「友達以上恋人未満のような"曖昧"な関係」のことです。
範囲は広いのですが、「本気にはなりきれていない関係」で、状況によっては単なる「fwb(=セフレ)」とも受け取れてしまいます。
「situationship」についてはこちらで解説しています。
【準備中】
③:dropout
先ほどもご紹介しましたが、彼がオハイオ大学を中退した経験を綴った楽曲。
blackbearがこの楽曲を見つけてコラボしたリメイクバージョンがSpotifyで配信されています。
上記のMVはbrakenceだけのオリジナルバージョンです。
④:Okay
2022年には、ラッパーのmidwxstとコラボし「Okay」を共作。
グリッチ感ありありな爽やかポップに仕上がってて聴きやすいです!好き!
midwxstは、「Gët Busy」で有名なYeatともコラボしている実力派です。
⑤:venus fly trap
性的虐待をテーマとして取り扱った楽曲。
ミュージックビデオも相まって、個人的にはメッセージ性と芸術性をめちゃくちゃ感じてます。
ジャンルは「glich pop」の新星!brakenceのおすすめ曲5選まとめ
いかがでしたでしょうか。
若くして一般的なレールから外れ、大学をドロップアウトしてアーティストとして歩み始めたbrakence。
気合と根性と才能が本当にすごいなと思います。
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