このような悩みにお答えします。
みなさんはドイツワーホリで日本から出国するので、日本のSIMカードは解約する方がほとんどかと思います。
ドイツに到着してからは、ドイツのSIMカードの利用手続きをしないとWi-Fiなしではスマホは利用できません。
不慣れな土地、ましてや海外でスマホが自由に使えないのは大変です。
知らない土地の街中で迷子にならないためにも、しっかりと知識をつけて準備をしておきましょう。
今回は、「ドイツ入国直後から使える一番お得なSIMカード」をご紹介します。
ドイツのモバイルキャリア
ドイツには、ちょうど日本のau、ドコモ、ソフトバンクのように大手モバイルキャリアが3社あります。
「Telekom」、「Vodafone」、「O2(Telefónica)」の3社です。
基本的にはこの3社が、ドイツ国内のモバイル通信を取り扱っていて、そのネットワークを「間借り」する形でその他のドイツの格安SIM会社やスーパーなどがサービスを提供しています。
ドイツ国内では、Telekomが一番いい評価を受けているキャリアになります。
以下は、「利用者数割合」、「通信パフォーマンス・信頼度」、「通話パフォーマンス・信頼度」がスコア化されたものです。
1位がTelekom、続いて2位がVodafone、3位がO2のTelefóniaです。
いずれも評価は「とても良い」のでパフォーマンスで優劣はつけにくいですが、11年連続でトップを取り続けているTelekomは一番無難な選択肢でしょう。
次にLTEの対応エリアの分布図を紹介します。
実際、ぼくのドイツ人の友達も比較的TelekomのT-mobileが多かったですし、ピンク色のT-mobileのお店をあちらこちらで見かけます。
大手会社で選ぶとしたら「Telekom」がおすすめです。
なので、格安SIMもTelekomの回線を使っているところを重要視していきます。
おすすめはプリペイド型のSIMカード
プリペイド型のSIMは、そのお得さからドイツ国内でも人気があります。
ドイツ国内のドイツ語話者でスマホを使っている方を対象とした調査で、2020年時点で携帯電話通信事業者と契約している割合が75.9%で、プリペイド型SIMの使用率が24.1%という数字が出ています。(出典 : statista)
このことからもドイツでのプリペイド型SIMの需要の高さがうかがえますね。
大手キャリアでは、通常の契約プランとプリペイドプランを提供しています。
また、日本の格安SIMブランドと同様に、ドイツのMVNO(格安SIMを提供する事業者の総称)にも多くの会社があり、中でもドイツ国内の各スーパーがオリジナルブランドのSIMカードでしのぎを削っています。
皆さんはワーホリでドイツに来ているので、長くても1年しか滞在しません。
普通に契約をしてもいいですが、ぼくはプリペイド型のSIMカードで必要なだけ使う方法をおすすめします。
プリペイド型SIMであれば、使っただけしかお金がかからないのでとても経済的。
基本料金0円のものもあります!
チャージも簡単で、スーパーやキオスク(ドイツのコンビニ)、本屋さん、薬局などで売っているカードを購入してシリアルナンバーを入力するだけ。
プランも通信量に応じて複数あり、自分の使い方に合わせたものを選べます。
ただし、1回のチャージで利用できる期間が定められていて、期間を過ぎたらデータ量が余っていても失効されて、Wi-Fiがないと使えなくなってしまいます。
なので、大体4週間(1か月)に1回チャージをする必要があります。
2017年には、EU圏内でのローミング料金が撤廃され、EU圏内であれば追加料金なしでスマホを利用することができるようになりました。
この制度はプリペイド型SIMにも適用されていて、ヨーロッパ諸国へ旅行に出かけた時も追加料金なしで利用できます。
日本の契約プランとは違い、ドイツの契約プランにはデフォルトで「通話し放題」が含まれていて、一般的にはプリペイドSIMも同様に通話し放題となっています。
大手キャリアや電気屋さんであれば店舗にて直接開通作業をしてくれますが、スーパー等の格安SIMの場合はビデオ通話で開通作業をする必要があります。
それでは、プリペイド型SIMカードのメリットとデメリットを見ていきましょう。
プリペイド型SIMカードのメリット
プリペイド型SIMカードのデメリット
ドイツ格安SIMの比較
SIMカードを選ぶポイントですが、「お得さ」と「ネットワーク回線の管轄キャリア」で選びます。
基本的に料金はどのSIMカードでもほぼ変わりはなく、通信容量も同じ価格帯であれば同じ通信容量です。
ただし、「お得なパック」がある場合や、回線によって利用可能エリアや通信の安定性が分かれているため、「何が一番お得か」と「利用するSIMカードのネットワーク回線をどのキャリアが管轄してるか」を重要視したいと思います。
ドイツではWi-Fiの普及率が高く、さらに街中にはカフェがたくさんあります。
基本的にどこのお店に行ってもWi-Fiが使えてデータ量も節約できるので、安くて現実的なデータ容量「3GB」のプランで比較してみます。
ドイツには、通常のスーパーとより安い業務用のディスカウントスーパーがあります。
どちらのスーパーでも独自のSIMカードを取り扱っています。
「REWE」や「EDEKA」、「ALDI」、「Lidl」、「Kaufland」など、基本的にはどのスーパーでも取り扱いがあります。
各SIMカードのプラン内容ですが、大体どこも同じ内容となっています。
(EDEKAのみ4GB)
SIMカードブランド | REWE ja! mobil | ALDI ALDI TALK | NETTO Netto KOM |
価格 | 7, 99€/4 週間 | 7, 99€/4週間 | 7, 99€/4週間 |
スタートパック | 4, 98€ | 9, 99€ | 9, 99€ |
通話料 | 0€ | 0€ | 0€ |
最大通信速度 | 25 Mbps | 25 Mbps | 25 Mbps |
回線キャリア | Telekom | O2 | O2 |
公式サイト | ja! mobil | ALDI TALK | Netto KOM |
SIMカードブランド | EDEKA EDEKA smart | LIDL LIDL Connect | Kaufland Kaufland mobil |
価格 | 9, 95€/4週間 | 7, 99€/4週間 | 7, 99€/4週間 |
スタートパック | 9, 95€ | 9, 99€ | 9, 99€ |
通話料 | 0€ | 9 or 22 cent/分 | 0€ |
最大通信速度 | 25 Mbps | 25 Mbps | 25 Mbps |
回線キャリア | Telekom | Vodafone | Telekom |
公式サイト | EDEKA smart | LIDL Connect | Kaufland mobil |
比較すると、やはり「ja! mobil」が一番条件がよく、「LIDL Connect」の通話料が目立ちますね。
以上をふまえて「ドイツで使える一番おすすめなSIMカード」を紹介します!
ドイツで使える一番おすすめなSIMカード
ぼくが実際に使っていた一番お得なSIMカードを含め、おすすめのSIMカードをご紹介します。
入国してドイツでの住所が決まるまでのSIMと住所が決まってからのSIMの2つをご紹介!
1. 入国直後に超便利!日本で用意しておきたい「Airalo : eSIM」
ドイツ入国前に用意すべきおすすめのSIMカードがあります。
「Airalo」の「eSIMデータパック」です。
こちらは主に海外旅行用に使えるSIMカードで、世界中でスマホが利用できる夢のようなSIMカードです。
ドイツに到着して住所が決まるまでは、基本的にはドイツのSIMカードの開通ができないので、このSIMカードは必須アイテムです!
「eSIMデータパック」は、SIMカードの回線開通時に通常必要な本人確認が必要なく、すぐに使えるところが強みです。
ドイツでの利用プランは「10日間」か「30日間」のどちらかで、「30日間」のプランは容量にバリエーションがあります。
ドイツでのプラン一覧を以下にまとめました。
データ容量 | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB |
利用可能日数 | 10日 | 30日 | 30日 | 30日 |
価格 | 5€ | 10€ | 15€ | 22.50€ |
キャリア | O2 | O2 | O2 | O2 |
チャージ |
使い方は簡単。
アプリのダウンロードはこちらから
App Store : Airalo
Google Play : Airalo
セットアップの仕方などは、公式で詳しく解説があったので割愛します。
英文ですが、画像付きなので英語が分からなくても何をどうすればいいかわかるかと思います。
こちらがアプリでのセットアップ方法解説ページです
いっかいおさらい!
2. ドイツでSIMカードを契約するならコレ!「ja! mobil」
住所が決まってから、ドイツ国内で使える1番のおすすめ格安SIMカードは、ドイツのスーパー「REWE」が出している「ja! mobil」です。
比較表を見てもわかる通り、同価格帯の格安SIMカードの中では一番お得です。
まず、キャリアが一番安定していて評価の高い、ドイツ人ユーザー数No1キャリアの「Telekom」。
4週間での価格は他のSIMと同じですが、スタートパックの料金が最安値です。
チャージカードを売っているスーパー「REWE」の店舗も、ドイツ全土いたるところにあるので行動圏内でお店も見つかりやすい「ja! mobil」一択ですね。
一番お得な利用方法は、6か月パックを利用することです。
Prepaid Smart (4週間パック) | Prepaid 6-Monats-paket (6か月パック) | |
価格 | 7.99€ | 29.99€ |
スタート | 4.98€ | 29.99€ |
6か月合計 | 44.93€ | 29.99€ |
データ容量 | 3GB | 6GB |
注文ページ | Prepaid Smart | Prepaid 6-Monats-paket |
まず、6か月パックはデータ容量が「6GB」と、4週間パックと比べるとデータ容量が倍になっています。
さらに、6か月パックであれば半年間で30€しか料金がかからないためとてもお得です。
4 weeksパックを6か月間使った場合と比較して、実に「14.94€」お得です!
1年間使ったとしたら「29.88€」、日本円で約4200円お得です。
もう一つ、6ヶ月パックをおすすめする理由があります。
ja! mobilに限らずどの会社もそうなのですが、チャージ用カードは「15€」、「30€」、「50€」で販売されています。
なので、7.99€プランを利用する場合は、15€のチャージカードでは1回分しかチャージできず中途半端になってしまいます。
その点、6ヶ月パックではチャージした分をそのままチャージに回せるので余らせることがありません。
以上の理由でぼくは「ja! mobil」の「6ヶ月パック」を推させていただきます!
「他にもこっちの方がお得だよーー!」などあればぜひ教えてくださいね^^
開通(アクティベート)方法やチャージ方法などはこちらで解説しています
いっかいおさらい!
ドイツで使える一番お得なSIMカード徹底比較まとめ
いかがでしたでしょうか?
海外の不慣れな土地でスマホが使えないのはとても大変です。
ぼくは「Airalo」の「eSIM」の存在を知らずにドイツに到着してスマホが使えなかったので、airbnbで予約したお家にたどり着くのだけでも相当苦労しました。
ドイツで友達なんかできちゃって、遊びに行く時に連絡取れないのはとっても不便なので、SIMカードの用意はしっかりしてくださいね。
ドイツでのSIMカードも数が多いのにパッと見の価格が同じなので、どのSIMカードがいいのかわかりずらいのでこの記事が参考になれば嬉しいです。
ドイツワーホリの全てをまとめた「BoKドイツワーホリガイド」を作ったのでぜひご覧ください
それぢわ_(:3 」∠)_