このようなお悩みに答えます。
皆さん着々とワーホリ準備を進めている最中かと思います。
全てスムーズにいけばいいですが、やはりうまくいかないこともありますよね。
ぼくも何回も壁にぶち当たってはいろいろ調べて自分で解決していきました。
いろいろ問題はありましたが、ワーホリ準備が頓挫してしまった原因の一つが「Web版長期滞在ビザ申請書(VIDEX)」。
日本語対応していないので、日本人がサポートなしの初見で一発クリアするのは難しいかと思います。
今回は、そんなドイツワーホリの「Web版長期滞在ビザ申請書(VIDEX)」の記入方法について解説していきます。
ドイツワーホリについての「ドイツワーホリガイド」を作ってみたので気になる方はチェックしてみてください!
それでは「ドイツワーホリビザ申請書(VIDEX)の書き方」いってみましょう!
Web版長期滞在ビザ申請書(VIDEX)とは
VIDEXとは、外国人がドイツの長期滞在ビザ(3か月以上)を取得するための申請書をウェブ上で簡単に入力して作成するシステムです。
入力したものをプリントアウトして大使館なり総領事館なり現地の外国人局なりに持って行きます。
残念ながら、VIDEXは日本語には対応していません。
そのため日本語以外(英語かドイツ語がおすすめ)で進んでいく必要があります。
したがって、英語もドイツ語も分からない人は一つ一つ調べながら入力しなければいけません。
現地に着いたらそれが当たり前になるし、何ならドイツ語でしか対応してもらえないことも死ぬほどあります。
日本にいるうちから日本語を使わない生活に慣れておくのもいいかもしれません!
Web版長期滞在ビザ申請書(VIDEX)の書き方、入力方法
Web版長期滞在ビザ申請書(VIDEX)はいくつかのセクションに分けられているので、セクションごとに解説していきます。
VIDEXページ上部
まずは、VIDEXのページ上部から説明していきます。
①言語選択
ここで言語選択できます。英語かドイツ語がおすすめです。
②データ読み込み
ここで途中保存したファイルを読み込んで入力を再開できます。
VIDEXでは入力内容を途中で保存してドキュメントファイルとして出力できます。
入力していてわからないことやわかるまでに時間がかかることなどがあったらこまめに保存しましょう。
SAVEボタンはページの一番下にあります。
③ステータス確認
ここで各セクションのステータスが確認できます。
各セクションの必須項目(「*」マークがついている項目)を全て入力すると、対応するセクションのバーが赤色から緑色に変わります。
④セクションの説明
選択した言語で各セクションごとで何をすればいいか説明してくれます。
あまり力にはならない。
いっかいおさらい!
- 日本語未対応、英語かドイツ語がおすすめ
- 入力内容はこまめに保存しておく
Personal details(個人情報)
次に「Personal details(個人情報)」を見ていきます。
Applicant's personal data(申請者の情報)
①名字
パスポートと同じ表記で!
②名前
パスポートと同じ表記で!
③生年月日
(dd/mm/yyyy)→(日/月/年)
④出生地、出身地
本籍のあるところ。
⑤出身国
本籍のあるところ。
⑥性別
⑦交際ステータス
交際ステータス選択肢
- Single:独身
- Married:配偶者有り
- Separated:別居中
- Divorced:バツあり独身
- Widowed:死別独身
- Civil partnership:法的に認められた交際関係(同性婚やフランスのPACSみたいな)
⑧現在の国籍
現在の国籍が日本になければ日本でワーホリ申請は行えません。
特に難しいところはないですね。
一応、一点だけ。
ココに注意
名字・名前のローマ字表記ですが、パスポートのものと同じ表記にしてください。
ぼくの場合「KOUKI」ではなく「KOKI」が正解です。
Parents of the applicant(申請者の両親の情報)
①父(母)の名字
②父(母)の名前
③父(母)の生年月日
④父(母)の出生地
ぼくは都道府県で入力しました。
⑤父(母)の住所
ぼくは都道府県で入力しました。
両親が離婚している場合
ぼくは両親が離婚していて片親なので、片方は旧姓を入力しました。 必須項目なので片親で住所がわからない場合は聞いてみるか、最悪出生地と同じところを入力すればいいかと思います。
Occupation(職業)
ここは、皆さんもつまづくポイントなんじゃないかなと思います。
「Occupation learned」がしっくりきませんよね。
意味としては「(大学や専門学校での)専攻」で大丈夫です。
というのも、ヨーロッパでは大学でより実践的で専門的なものを学び、そして基本的にその学んだものに応じて就職先が決まってきます。
例えば、大学でマネージメントを専攻すればその人は卒業後マネージャーとして数年間実地での職業訓練を受けて、晴れて職を得れるわけです。
日本のように、「自由に専攻して、自由に全く違う分野の就職先を選べる」みたいなのとは違います。
海外では「英文学を専攻して不動産業界に就職」なんておかしな話なのです。
なので、「専攻=のちの職業」になり「Occupation learned」=「専攻」が妥当かなと。
もちろん職業訓練を受けていた場合は、それが「Occupation learned」になります。
とりあえず、自分が専攻していたものを入力しましょう!
選択肢になければ「other occupation」を選択し、となりの「further informathion where aplicable」の欄に何を学んだか入力しましょう。
最終学歴が高卒(専攻分野無し)の方は「no occupation」を入力してください。
必須項目ではないですが、大多数の人が専攻分野と就職先が異なると思うので「Current occupation」の欄には現在の職業を入力しましょう。
ポイント
フリーターの方は、「フリーター」と入力するのではなく具体的な名前を入力するのがいいかと思います。
カフェ店員であれば「Waiter」、キッチンで働いていれば「Chef」など。
以下一般的な職務の呼び方です。
職務呼び方例
- 飲食店接客:Waitor
- キッチン:Chef
- コンビニやスーパーレジ係:Casier
- 店員全般:Clerk
- 電話対応オペレーター:Operator
いっかいおさらい!
- 名前の表記はパスポートと同じにする
- 「Occupation learned」には専攻を入力
- フリーターの方は「Current Occupation」に「Waitor」など具体的な職務を入力
Contact data(連絡先情報)
次に連絡先情報です。
Current addresss and contact details(現住所と連絡先の詳細)
①市区町村の地区名
海外では「~通りの何番」という書き方が普通なので、日本の住所に直すと地区名が適当です。
ドイツ大使館の住所でいうところの、「南麻布」の部分ですね!
東京都港区南麻布4丁目5−10
-ドイツ大使館
②番地
これも先ほどと同様に「~通りの何番」という海外の書き方に則って、番地で置き換えます。
ドイツでは建物ごとに番号が振られていて、その通りの名前と建物の番号、あとは入口の住民全員分の表札の名前で住所を特定します。
ドイツには基本的に部屋番号もありません。
③部屋番号など
日本では部屋番号が振られていることが一般的なので、マンションやアパートに住んでいる方は部屋番号をここに入力しておきます。
④郵便番号
⑤市区町村,都道府県
⑥国
⑦電話番号
皆さんも見たことあると思いますが、国によってそれぞれ「国際番号」が振り分けられています。
日本の場合は「+81」、ドイツの場合は「+49」みたいな。
しかし、国際番号をつけるとエラーとなってしまうので、0から始まる通常の番号で入力しましょう。
最後の質問ですが、「今住んでいる住所は、あなたの国籍とは違う国ですか?」という質問なので、日本に住んでいて日本で申請する場合はスルーで大丈夫です。
Identification papers(パスポート情報)
①パスポートの種類
特殊なものでなければ「Ordinary passport」を選択。
②パスポートナンバー
③発行年月日
④有効期限
⑤発行した国
ここは特に問題なさそうですね!
いっかいおさらい!
- 電話番号は国際番号(+81)はつけない
- 日本で申請する場合はチェックボックスはスルー
Travel data(渡独に関する情報)
渡独に関する情報です。
Travel data and purpose(渡独のに関する情報と目的)
①ドイツでの滞在目的
選択肢に「Working holiday」がないので、「Other」を選択しとなりの説明欄に「Working holiday」と入力します。
②滞在期間
ドイツに到着する日と、次の年の同じ日より一日前の日付。
ex) From:02/04/2022 →To:01/04/2022
③「12か月以上ドイツ国内に滞在しないか」と「滞在期間中有効なビザ(ワーホリビザ)に申し込み希望か」
この申請フォームは「長期滞在用」なので、12か月以上は滞在できません。
もしそれ以降も生活したいのであれば「就労ビザ」などの「滞在用ではないビザ」に切り替えなくてはいけません。
そもそも申請するためにVIDEXを入力しているので「Yes」を選択。
いっかいおさらい!
- 選択肢に「Working Holiday」がないので「Other」を選択して自分で入力
- 滞在期間は、入国予定日の1年後の日付から1日前の日付まで
Reference(身元保証)
僕は、ここで再びつまづきました。
皆さんも「Educational establishment/company/organisation(教育機関/会社/組織)」を見て一瞬フリーズするかもしれません。
「身元保証ったって学校に行くわけでもないし、ホームステイするわけでもないし、”ドイツ国内”にそんな人おらへんわ」ってなってましたね。
そうなんです。ここのセクションをこのままクリアするのは不可能なのです。
では、どうするか?
「Type of reference」の欄から「Reference person」を選択してください。
そうすると2つ目の画像のように「身元保証人」について書く欄が現われるかと思います。
ぼくはここで、「”ドイツ国内”の保証人を入力しなければいけない」と思っていたので、色々調べながら右往左往していました。
結局何も情報が出てこなかったので、ドイツ内に身元保証人がいない以上、日本国内の身元保証人を入力するしかないですよね。
結果的に、親の情報を入力して問題なくビザがもらえたので安心してください!
①保証の種類
ここは人的保証の「Reference person」を選択。
②関係性
父親なら「farther」、母親なら「mother」
③名字
④名前
⑤地区名
⑥番地(部屋番号)
⑦郵便番号
⑧市区町村
⑨国
⑩電話番号
いっかいおさらい!
- 学校や機関による保証がない場合、「Type of Reference」で「Reference Person」を選択
- 「Reference Person」を選択した場合、関係性には「Father」または「Mother」などを入力
Means of support and details regarding the stay(滞在中のサポートと滞在に関する詳細)
最後は「滞在中のお金関連」です。
Means of support and details regarding the stay(滞在中のサポートと滞在に関する詳細)
ここでは、滞在中のサポートや滞在先の情報を入力しなければいけません。
おそらく、滞在先なんて決まっている人は極少数かと思います。
僕も現地入りしてから部屋を見つけましたし、日本にいながら部屋を確保するのは相当難しいかと思います。
とりあえず、入力しましょう。
ぼくの場合は、ドイツに到着して”住所登録できる長期滞在可能な部屋”が見つかるまでの間「airbnb」で見つけた部屋や「ホテル」で寝泊まりしていました。
出発前に1~2週間分の滞在先は確保しておいたので、その一時的な滞在先の情報を入力しました。
①郵便番号
②町、都市名
また、親からのサポートなども当然ないので、そこはスルーして必須項目だけの入力でした。
Previous stays in the Federal Republic of Germany(ドイツでの滞在歴)
ドイツに来たことがあればチェックしてください。
ぼくは今回のワーホリが文字通り初海外(フライト経験沖縄のみ)だったのでチェックしていません。
Declaration(自己申告項目)
①逮捕歴があるか(有罪判決を受けたことがあるか)
②過去にドイツで国外追放されたこと、不法滞在をしたことがあるか。また、住民登録もしくは入国を断られたことがあるか。
③病気を持っているか(天然痘、動物特有のインフルエンザ、世界的に流行している感染症、SARS、コレラ、肺ペスト、黄熱病、エボラ出血熱などの出血熱)
コロナウィルスはここに含まれそうな感じがしますね。
もし感染してしまった方がいたら、直接大使館に確認することをおすすめします。
いっかいおさらい!
- ドイツ内での住居が決まっていない場合、ホテルなどの一時的な滞在先情報を入力
- 滞在中のサポートがない場合はサポート項目入力不要
入力が終わったら
入力が終わったら「Continue」をクリックします。
そうすると、入力した内容から自動的に申請書が作成されてPDFファイルとして出力されます。
ファイルを保存したら入力内容をチェックして、大丈夫であればこのPDFファイルをプリントアウトしてワーホリビザの申請書は完成です!
見たらわかるとおもうのですが、PDFファイルの完成した申請書の下のほうに署名をする欄があるのでプリントアウトしたら署名を忘れずに!
署名は一応パスポート同じようにしましょう。
ドイツワーホリWeb版長期滞在ビザ申請書(VIDEX)記入方法まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぼくが申請したときは、記入の仕方など結構調べたのですが一昔前の入力フォームのものしか見当たらなく苦戦していました。
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他にもドイツワーホリに関するお得な情報満載の記事を書いているので、是非チェックしてみてください!
くわしくはこちら
それぢわ_(:3」∠)_