【スラング】
slay [sléɪ]
かます、キメる、やっちまう、めっちゃええ、魅力的、セクシー
e.g.) Her new painting slayed.
「彼女の新しい作品は大成功を収めたよ。」
e.g.) Aw babe you slay.
「あぁ、なんて君はセクシーなんだ。」
「slay」の使い方
うまくいったときや何か成功したときに使える、使い勝手のいい表現「slay」。
また、魅力的な人に対しても使います。
本来の意味は「殺す、屠る(ほふる)」などといった、厨二色つよめの部分で使われがちな言葉なんですが、スラングとしては一般的にとてもよくつかわれます。
たいてい、ある状況を制した時、何かを掌握して成し遂げた時につかいます。
そういった"状況"や"何か"を「殺っちまった(=制した、掌握して成し遂げた)」ってことですね。
ちなみに同じ使い方、意味で「kill」もつかわれます。
もうほんとに使い勝手が良すぎていろんなときに使えちゃうんです。
言い換えると、当てはまる訳が見当たらないということになりますw
さらに、例を出してみますね。
1.「テストどうだったー?」「やってやったわ。」
2.「やべえ、APEXプラチナ帯で10000ダメ出しやがった。」「なぁ、あいつキメやがったな。」
3.「M-1初出場で決勝に大爆笑をかっさらった。」
1."How was the exam buddy?" "I slayed it."
2."Oh man, he recorded 10000 god damn damage on a platinum rank match" "Yeah man, he slayed."
3."He slayed on the first time competition of M-1"
以上のように、どんな内容でもそれが「うまくいったもの」であれば「slay」で言えちゃいます。
また、別の使われ方で「セクシー」や「激熱」など魅力的な人を指して使うこともあります。
例文
Who's that chick? She slay.
おいおい誰だよあの子!めちゃセクシーやないか。
魅力的な人がいたらその人を指して使ってみましょーー。
ただ、恋人や友達にふざけて言うのはアリですが、初対面で本人に直接言うのはちょっとアレかなって思います。
「slay」の語源、由来
1920年代のアメリカ禁酒法の時代、地下に作られた酒場では、ミュージシャンたちがジャズやダンスミュージックを楽しんでいました。
この年代は、ジャズが急速に広まった時代として有名で「ジャズ・エイジ」と呼ばれています。
その時代で「誰かを死ぬほど笑わせる」という意味でスラングとしての「slay」が使われ始めました。
本来の意味からもなんとなくつながりますね。
70年代から80年代には、秀でた服装やメイク、ダンススキルや立ち振る舞いを指して「slay」と使うようになりました。
これは、他を圧倒した時に使う「kill」の意味を暗示しています。
その秀でたスタイルで他を圧倒する、魅了する=黙らせる=kill it
一般的に広まったきっかけは、1990年のゲイコミュニティのドキュメンタリー映画「Paris Is Burning」やLGBTQ向けのチャンネルで放送されていた、次世代のドラッグクイーンを選出するリアリティ番組「RuPaul’s Drag Race」があげられます。
LGBTQの注目度が上がるにつれ、彼らが使っていた「slay」という言葉も広く認知されるようになっていきました。
「Paris Is Burning」は、ニューヨーク、ハーレムの黒人ゲイたちを追ったドキュメンタリーで、彼らは自分たちのことを「パリ」と呼んでいました。
こちらがトレイラーです
こういったきっかけで、今のような使い方がされるようになりました。
それぢわ_(:3」∠)_
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